4日目後半(日本-コロンビア戦)
FPのアップは日本の選手達が先に登場。
その後、コロンビアの選手たちがピッチに現れると割れんばかりの歓声が。
今日のこの試合、スタンドを見渡してもほとんどがコロンビアサポーター。
日本の選手達がいやでもアウェイを感じるであろうなと思いました。
アップが終了し、スタジアムではスタメンが発表。
私感としては、考えうる限り最高のスタメンだと感じました。
スタメン発表の後には各国の有名な曲がスタジアムに。
日本はウカスカジーの「勝利の笑みを君と」でした。
まさかロシアの地で櫻井氏の唄を聞くとは。。
良い雰囲気になったかと思います。
その後、選手入場。
まずはコロンビアの国歌斉唱。
大勢のサポーターが全力で歌う国歌は相当な迫力でした。
そして君が代。私も精一杯歌いました。
そしていよいよキックオフ。
ピッチのエンドを変え、前半は日本がこちらに攻める形に。
前半3分、日本は大迫が相手を背負いながらのドリブル、そしてシュート。キーパーが弾いたボールを香川が詰める!しかしこれも相手にセーブされる。
「絶好のチャンスを逃した…!」と思った瞬間、主審がペナルティスポットを指差す。
「PK!よっしゃ!!」と思ったのも束の間、今度は主審がレッドカードを掲示。
まさかの展開&目の前で見ていても何が反則と取られたのかわからない状況で、ゴール裏は大興奮。
(映像を見返すと、相手選手がゴールに向かったボールを不自然な手の位置で止めたため、PK&レッドの判定。映像を見て納得できました。)
PKキッカーは香川。難なく決めて日本先制。
先制が早すぎたため数的有利とはいえ、守りきれるか不安でした。
案の定コロンビアが優勢に攻撃を開始。
そして前半39分、直接FKをキンテーロに決められ失点。
壁の下を射抜くシュートで、遠目からは川島が掻き出したようにも見えた。
日本の選手達も主審に抗議したがGLTの映像がスタジアムに流れ、ゴールの判定。
意外にもはっきりとゴールラインを割っていました。
前半はこのまま終了。
数的有利にもかかわらず、攻められ同点に追いつかれた展開に、後半の戦いが不安になりました。
実際、控え選手のシュート練習など見れないくらいに緊張していました。笑
そして運命の後半開始。
前半とは打って変わって、日本がボールを保持する展開。
「これが続けば、コロンビアの選手たちも相手を追うのに疲れ、終盤に勝機が巡ってくるのでは…」と実際に感じていました。
日本の選手交代一人目は香川→本田。
西野監督はこのゲームを勝たなければいけないゲームとして、攻めに来たなと。
そして後半28分、その本田が蹴ったCKを大迫が頭で沈め日本勝ち越し!
またもやゴール裏は大騒ぎ。
このゴールで日本の勝利がグッと近づいたと感じました。
残り15分、日本は危なげなくボールを足元で繋ぎ、奪いに来るコロンビアの選手達をいなします。
コロンビアも数的不利で戦ったツケが来たのか、カウンターの精度も低く。
アディショナルタイムは5分。
時間はどんどん経過し、初めて日本の勝利を確信しました。
そしてついに!試合終了!!
4年前の借りをコロンビアに返すとともに、W杯の初戦勝利!!
「W杯は初戦が全て」だと常々思っていたので、この勝利は本当に嬉しかった!!
その後は、近くにいた日本人の人たちと日本の勝利を祝い合いました。
一階席に降りてみても、日本人がたくさん残っていて、みんなW杯勝利の余韻を楽しんでいました。
19時からの宴に参加するため、一足早くスタジアムを後に。
スタジアムの外で大勢のコロンビアサポーターが暴れて巻き込まれないか心配でしたが、そんなことは杞憂に終わりました。
自分を見かけたコロンビアサポーターは、
「コングラッチュレーション」と、勝利を祝福してくれたり、ユニフォームの交換を求められたり(10人くらいに求められました笑)と、本当に良い人たちばかり。
写真のように街にはコロンビア人ばかり。
夜の寝台列車で帰る人が多いため、この後夜までこんな感じでした。
19時からは予め参加を予定していた宴に参加。
フランスワールドカップから現地参戦されている方の話を聞いて、すごく憧れる人生を歩んでいるなぁと、勉強になりました。
ボルシチ美味しかった。
1時前に店をあとにし、サランスクの駅へ。
広場には大勢のコロンビア人&GL2連勝を祝うロシア人が。
もう二度と来ることのないであろうサランスク野駅から寝台列車に乗り込み、モスクワへ。
長く濃い1日が終わりました。